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4歳の女の子と2歳の男の子、まだまだママが恋しい年頃なのに1週間ママは出張。
そんな親の状況を子供が理解出来る、あるいは頭で分かっていても寂しさを紛らわせ
きれないことだってあるだろう。

「ママ、ママ!」と弟が泣き出したのはまぶたが引っ付きそうな子供なら誰でも泣き出す
ベッドタイム。こういう時は残念ながらパパではだめで、ママでないと涙は止まらない。

「私がママの代わりになってあげるからね」と弟の頭をなでてあげたのが姉。
弟が生まれた時は世間一般の年上兄弟の通る難関にせまられ、赤ちゃん返りをした姉だ、
その姉に慰められて弟は泣きつかれたのか、あるいはママのいないちょっと緊迫した空気に
すでに疲れていたのかコロリと眠りに落ちていった。

翌朝、献身的な姉ぶりについて話を聞いたおばあちゃんは、孫娘をほめてあげた。
すると「ママに(出張でいない間)弟の面倒をみてね、と言われたのでお手伝いしているの」と答えた。

子供は大人達が思っているよりずっと早い勢いで内側から成長しているのかもしれない。
ママがそばにいなくても約束を覚えている、守れる、そんな信頼関係と責任感を大人の私も
改めて教えられた。
私たちの人間関係は見えている部分より、見えていない部分での言動でこそ価値が
決まってくるし、大切にしたいと思う。
# by naoko_nikki | 2012-05-25 07:55 | Trackback | Comments(0)
図書館で偶然出会って見た映画「フリーダム(自由)・ライターズ(書き手)」。
映画のタイトルは1961年米南部で始まった人種隔離バスへの抵抗運動「フリーダム(自由)・
ライダーズ(乗客)」をもじったもの。

すじ書きは問題児ばかりからなるクラスとそれを担当する新任国語教師との実話をもとにした話。
一行であっさり書けてしまうあらすじだが、この映画から学ばされたことはとても一行では
おさまりきらないし、どんな言葉でも表現しきれない。

映画の舞台となるロングビーチは私の生活圏からさほど遠くない、そして人種偏見、ギャングと
いった当時1994年を中心に起きたことが残念ながら今もって生じていることは大きなショック
だった。
けれどそうした悲観的ポイントだけにこだわってしまったら歴史は進まない。新任教師が
強く信じていたように「過去は変えられなくとも未来は変えられる」と自分を変えることに
ポイントをあてれば未来という真っ白なキャンパスを自分の色で塗れるのだ。

「問題児」というレッテルを貼られていた高校生達だが、一人一人の心の扉をノックすると
その奥底には一人一人違った顔、そしてそれぞれの辛苦がうずくまっている姿が表れた。
人間誰でも問題児と呼ばれるように生まれてきたのでもなく、糸をほぐしていくと心の傷が
一本、また一本と真っ直ぐだった心根という糸をねじりまげてきているのが痛いほど分かる。
生徒らとの溝を埋め、授業を展開させようと苦心する新任教師がぶち当たったこの壁は
彼女の人生観をも変えることになっていった。そして映画を通して私の心も大きく揺さぶられた。

映画の中でキーの役目を果たす一つが「アンネの日記」。
ホロコースト(ナチスによるユダヤ人迫害)の中、日記の書き手アンネをかくまった女性は
「正しいと思うことをしただけよ」と言うくだりがある。
いとも簡略な言葉だが、「正しい」と思ってもそれを実践することが出来ないこと、しなくて
後悔したことは数え上げられないほどある私にはこれまた大きなショックだった。

思えば「フリーダム・ライダーズ」らも、この「フリーダム・ライターズ」も
「身体を張って世間から認められるようなことをしよう」なんて思って行動をしたのではない。
「正しいと思うことをする」、そんな率直でありながら実は非常に難しいことを行動に移した、
一歩また一歩とそれを進めていくに従い、人の心だけでなく歴史をも動かす大きな力を生み出したのだ。
その中で一番重要なことは自分を変えた、という事実だと思う。

「フリーダム・ライターズ」により設けられた基金は、同じような苦境の中にいる子供らに明日へ
踏み出す勇気と希望を植え付ける役目を担い、今もアメリカ国内で広く活動を続けている。

自分には何が出来るのだろうか?どこからはじめたらいいのだろうか?
衝動に駆られ、何かをせずにはいられないような熱意を感じたが、答えは簡単で
自分を変える、そして正しいと思うことをする、これが原点にしてゴールなのだろう。
# by naoko_nikki | 2012-05-12 09:03 | Trackback | Comments(0)
映画のセットを構築する友人が数ヶ月ぶりにルイジアナから戻って来た。
近々公開予定のセットを作っていたのだという。

彼の話によるとハリウッドのあるカリフォルニアでは映画の設計費用がかさむため
舞台設計をノースカロライナやルイジアナで行うのが主流になってきているのだと言う。
それを裏付けるように舞台設計の責任者はカリフォルニアより遥かに地価の低い
ルイジアナにマイホームを買っているという。引き続き価格も金利も低下している
不動産市況とうまく利用しているパターンだ。

ルイジアナではこの風向きを素早く読み、映画制作に献金すると税金控除が受けられる
税制をしいた。これにより映画業界を誘致しようというのだ。
今はハリウッド関係者を南部のルイジアナまで長期出張させているが、経費削減のためにも
ゆくゆくは現地採用を取り入れていくことになりそうだが、トレーラーハウスの修理、建設を
メインとする地に足がベッタリついた建築経験では、ハリウッド業界が期待する宇宙船や
城のセット建設は雲の上の話だ。

ただこれは舞台裏の話であり、映画制作そのものはやはりハリウッドでないと相手に
されないのだと言う。
となるとハリウッドは表舞台と裏舞台に二分化するのだろうか?

友人にルイジアナの印象を尋ねると「カリフォルニアに比べるとスピードがかなり落ちるね、
人間ものんびりしてるよ。それと人種構成もかなり違うね、こちらじゃ2人に1人はメキシコ人
だと言っても過言じゃないけど、ルイジアナではほとんど見かけないからね。
おかげでカリフォルニアのメキシコ料理が懐かしいよ」とのことだ。
# by naoko_nikki | 2012-05-10 08:51 | Trackback | Comments(0)
菜の花が心にくすぐったいポカポカ陽気の五月に入った。
「待ってました!」とばかりにサンセット・ハイキングに出かける。
目的は360度の視界に広がる黄金のサンセットと、月明かりと共に飲むワイン。

日中は温かくとも日が落ちる頃から薄ら
寒くなり夜には冬のジャケットが要る。
こういう時は赤ワインを両手で包み込む
ようにしながらじっくり味わうのが嬉しい。

片道5kmの山道で軽く汗ばんだ後の
カベルネ・ソーヴィニヨン。
潔い深みがあり、キリリとした辛っぽさ
が粋。
んーー、チーズのまったり感が赤の
奥深さを最高に引き上げてくれる。

夜の帳(とばり)が下りたところに輝く今宵の月、あぁ美しいかな、美味しいかな♪
# by naoko_nikki | 2012-05-02 08:32 | Trackback | Comments(0)
インド料理、なかでもベジタリアン料理に魅了されてしまった。
一度覚えてしまった腹の虫を抑えるには、己で作るしかないと無謀にも思い立った。

そもそも和食ですら満足に作れないのに、よそさまのレシピ、それも使ったことのない
スパイスばかりを混ぜ合わせて本場インド仕込みの友達の味、さらにはレストランの味に
近づけようなんて思うことに大きな誤算があったが、盲目状態になってしまった胃袋には
それが分からなかった。

インド人の友人に付き添ってどのスパイスをどれだけ入れるか見張ることにした。
結論から言うと覚えることはとても無理で、レシピを見ながら匂いをかいで先ずは
スパイスを見極め、後は目をつぶって「エイヤ!」で投げ込む。

試すこと数回、結果はどれもコテンパンにしてやられ白旗を掲げて手近にあった醤油で
ごまかしてしまった。あぁ、愛しのインド料理よ、ごめんなさい。

毎回果敢に挑戦し、無残に敗北し、その度に友人からアドバイスを受ける。
そしてとうとう以下の鉄則を申し受けた。

1.レシピに従うこと。
2.レシピに変更を加えないこと。
3.(インド料理を作る時は)醤油をしまうこと。

ブログに成功談を紹介出来る日が来ることを夢見て、遠路を楽しむことにしよう。
# by naoko_nikki | 2012-04-11 08:18 | Trackback | Comments(0)